面積分 (Area integral)
空間内のある領域にベクトル関数
が定義されていて,その領域内に曲面
があるとする.曲面
上の位置
において,
に垂直な
の成分は,
と表される.ここで,
は
における曲面
の
単位法線ベクトルである.
曲面
上における
の積分を,
の面積分として定義する.
を
個の領域に分割し,
番目の微小領域の面積を
,
位置ベクトルを
とすると,この微小領域からの面積分への寄与は,
と書くことができる.これを
について和を取ると曲面全体に対する和として,
が得られる.分割数
の極限で,この和が分割の仕方によらずある一定値に収束するとき,
と書き,これを曲面
における
の
面積分 (area integral) と呼ぶ.
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