物体と壁や床が衝突したの際の反発係数(はねかえり係数)
KIT物理ナビゲーション
 

物体と壁や床が衝突したの際の反発係数(はねかえり係数) 

衝突前の相対速度(Relative velocity)の大きさと衝突後の相対速度の大きさの比を 反発係数(あるいは,はねかえり係数)(coefficient of restitution)という.

物体をある高さから落下させ,床に対して垂直に物体が衝突したときの速度を vm/s ,衝突後の速度を v m/s としたときの反発係数 e

e= | v | | v | = v v

と表す.

衝突前


衝突後

物体をある高さから落下させ,床に対して斜めに衝突したときは速度 vm/s を水平成分と鉛直成分にわけて考えればよい. 水平成分は衝突前と後では変化しない。 鉛直成分は床に対して垂直に衝突したときと同様である。

したがって反発係数 e を求めるには,衝突前の速度 vm/s と衝突後の速度 v m/s の鉛直成分 v m/s v m/s を求め

e= | v | | v | = v v

を導けばよい.

衝突前

衝突後

シミュレーション


直線上で2つの物体が衝突した際の反発係数


ホーム>>物理>>第1編 力と運動>>第3章 運動量>>反発係数(はねかえり係数)

学生スタッフ作成

最終更新日: 2017年4月26日

[ページトップ] 金沢工業大学