音の性質

音の速さ(音速)は媒質によって決まり,振動数振幅によらない.空気を伝わる音の速さは,媒質の結合が強いほど,温度が高くなるほど,密度が小さくなるほど大きくなり,気体・液体・固体の順に大きくなる. t の乾燥した空気中での音速 Vm/s は,以下の式で表される.

V=331.5+0.6t

上式に t=14 を代入すると, V=331.5+0.614 =339.9 となり, 14 の乾燥した空気中の音速が約 340m/s であることが分かる.

音には,音の大きさ音の高さ音色音の3要素 (the three elements of sound)と呼ばれる特徴がある.振幅が大きいほど音は大きくなる.振動数が大きくなるほど音は高くなる.人が聞き取れる音の振動数の上限を超える音を超音波という.身の回りのほとんどの音は,単純な正弦波ではなく,複雑な波形をしており,この波形の違いが音色の違いとなる.

また,一般の波に共通する性質として,反射屈折回折干渉が挙げられる.

トンネル内を通過する際の大きな騒音や山びこは反射によるものである.音が短時間に何度も繰り返し反射すると,音源が振動をやめた後でもしばらく音が聞こえることがある.この現象を残響という.

塀の向こう側で人が話していると,その人の姿が見えなくても会話が聞こえることがあるが,これは音波の回折により塀の背後にまで音が回り込むためである.



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学生スタッフ作成

2018年11月28日