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応用分野: 逆演算子の公式
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式の導出

逆演算子 1 1aD

1 1aD =1+aD+ a 2 D 2 + a 3 D 3 +  ・・・・・・(1)

のようにべき級数展開できる. 

■導出

1 1t マクローリン展開すると

1 1t =1+t+ t 2 + t 3 +  ・・・・・・(2)

となる.(2)より

1t 1+t+ t 2 + t 3 + =1  ・・・・・・(3)

(3)が成り立つ.微分演算子は,多項式と同様に,定数倍が成り立つので,(3)の t aD に書きかえた

1aD 1+aD+ aD 2 + aD 3 + =1  ・・・・・・(4)

も成立する. F x に(4)の両辺の微分演算子をほどこすと

f D a 0 + a 1 D+ a 2 D 2 ++ a r D r +g D D r+1 F x =1F x  ・・・・・・(5)

となる.以下のように微分演算子の計算を進める.

1aD 1+aD+ aD 2 + aD 3 + F D =1F D  ・・・・・・(6)

1+aD+ aD 2 + aD 3 + F D x の関数で

となり,逆演算子の考えを用いて(7)を書き直すと

1+aD+ aD 2 + aD 3 + F D = 1 1aD F D   ・・・・・・(7)

が得られ,したがって

1 1aD =1+aD+ a 2 D 2 + a 3 D 3 +  ・・・・・・(8)

となる.

 

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学生スタッフ作成
 最終更新日: 2023年6月27日

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