平均変化率

平均変化率

関数 f( x ) x の値が, aから a+h に変化したとき, f( x ) の変化量を x の増加量 hで割ったものを平均変化率と言う.よって,平均変化率を式で表すと,

f( a+h )f( a ) h   ・・・・・・(1)

となる.図を使って説明すると,平均変化率は直線PQの傾きになる.

関数 f( x ) x の値が, a から bに変化したときの平均変化率は,

f( b )f( a ) ba   ・・・・・・(2)

となる.((2)は b=a+h  として(1)をかきかえて得られる.)

■具体例

 関数 f( x )= x 2  の x の値が,2から4に変化したときの平均変化率を求める.

平均変化率の定義式(2)より,

f( 4 )f( 2 ) 42 = 4 2 2 2 2 = 164 2 =6  

よって,平均変化率は6となる.

 

ホーム>>カテゴリー分類>>微分>>平均変化率

最終更新日: 2023年5月25日