乱数を使った実験を通して, 分布が「どのように生まれ」「理論とどう一致するか」を体感するためのシミュレーション教材.
「標準正規乱数を 個 2乗して足す」という操作を,コンピュータで何度も繰り返すシミュレーターである
サイコロを何度も振ると出目の割合が理論値に近づくように,このアプリでは 値をたくさんサンプリングして度数分布(ヒストグラム)を作る.そして,その相対度数が 理論的な 確率密度曲線 にどんどん近づいていく様子を,表とグラフで確認できる.
この 1 回で得られる合計値 が,自由度 の 分布に従う 1 つのサンプルです.これを何百・何千回と集めて分布を描く.
このシミュレーションを通じて,次のことが体験的に理解できる.
分布は「標準正規乱数の 2乗和」として作られる,という定義そのものを手を動かして確認できる.
試行回数を増やすほど,相対度数(実測)が理論の確率密度に近づくことを実感できる.
自由度 を変えると分布の形(山の位置や広がり)がどう変化するかが分かる.
度数 → 相対度数 → 確率密度という,データを分布として捉える流れを学べる.
標本平均が理論平均 に,標本分散が理論値 に近づくことを確認できます.
逆関数法(一様乱数→正規乱数)でランダムサンプルを作る方法に触れられる.
互いに独立な標準正規分布 に従う 個の変数 の 乗和が従う分布である.
この を「自由度(degrees of freedom)」と呼ぶ.自由度 の 分布の確率密度関数(=アプリの「計算値」列)は次の式である.
ここで はガンマ関数である.分布の重要な性質は次のとおり.
分布は,統計的検定(適合度検定・独立性の検定)や分散の推定など,実務で非常によく使われる分布である.まず「どんな形の分布なのか」を体で覚えることが本教材のねらいである.
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最終更新日:2026年9月13日