対数正規分布(log-normal distribution)
対数正規分布は,正規分布
の確率変数
を
を用いて確率変数
に変換することによって得られた分布で,
確率密度関数(確率分布)が
・・・・・・(1)
となる.累積分布関数は
・・・・・・(2)
(ただし,
は誤差関数で,
である)
である.
■導出
確率変数
が正規分布
に従っているとする.確率密度関数
・・・・・・(3)
より
・・・・・・(4)
となる.
確率変数
を
を用いて確率変数
に変換する.
とおいて上の定積分を変数
から変数
置換する.
のとき
より,(4)を書き直すと
・・・・・・(5)
となる.
・・・・・・(6)
とおくと
・・・・・・(7)
となり,確率密度関数の条件を満たしている.
確率変数の自然対数
が正規分布に従うので,この確率分布を対数正規分布という.
対数を取っていることより,低い方に一定の限度がある場合に適応できる分布である.
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最終更新日:
2024年3月13日