級数の収束性(2)
である正項級数
において
・・・・・・(1)
が存在するとき
-
ならば
は収束する
-
ならば
は発散する
■証明
が存在するので,任意の正の
に対して
,ある
が存在し,
では
・・・・・・(2)
が成り立つ.
を用いると
・・・・・・(3)
と書きかえられる.
はある自然数であるので
・・・・・・(4)
となる定数
が存在する.
・・・・・・(5)
とおくと
・・・・・・(6)
と表せる.
より,
は単調増加する.
について検討する.
は
・・・・・・(7)
と表せる。
(2)より
・・・・・・(8)
(7)と(8)より
・・・・・・(9)
(7)と(9)より
・・・・・・(10)
となる.
は
・・・・・・(11)
と表せる.
(2)より
・・・・・・(12)
(9)と(12)より
・・・・・・(13)
(11)と(13)より
・・・・・・(14)
となる.
(ただし,)
は
・・・・・・(15)
と表せる.
同様にして
・・・・・・(16)
となる.
とおく.(5)と(10),(14),(16)より
・・・・・・(17)
となる.
等比数列の和より
・・・・・・(18)
等比数列の和より
・・・・・・(19)
(17)
に(18)と(19)を代入すると
・・・・・・(20)
●
のとき
となる
を取れば,
となる
.
と(20)より
・・・・・・(21)
より,のとき,となる.よって
・・・・・・(22)
となる.
は単調増加で,かつ,
は(22)より上に有界である.よって
・・・・・・(23)
となる正の定数
が存在する.
したがって(3),(4),(6),(23)より
・・・・・・(24)
となり,収束する.
●
のとき
となる
をとると,
となる
(20)より
・・・・・・(25)
のとき,
ならば,
,また,
となるので
・・・・・・(26)
となり
・・・・・・(27)
となる.
したがって(3),(4),(6),(27)より
・・・・・・(28)
となり発散する.
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最終更新日:
2026年5月18日