図のように,質量 の人が,静止した質量 のエレベータの中に立っていた.時刻 からこのエレベータはロープから鉛直上向きで大きさ の張力を受けて,時刻 まで鉛直上向きに等加速度直線運動をした.時刻 からエレベータは時刻 での速度のまま 等速直線運動をはじめた.ここで,重力加速度の大きさを とし,空気抵抗は無視できるものとする.
図が示すように,水平面に固定された台の粗い斜面の点 に質量 の物体を静かに置いたところ,物体は滑り出し下端の点 に達した.点 から下した鉛直線と水平面との交点を とすると, 間の距離は , 間の距離は であった.物体には重力 と斜面からの垂直抗力 が作用するほか,物体が斜面を滑っている間,物体と斜面の間には動摩擦力 が作用し,その大きさは である.また,重力加速度の大きさを とする.
図のように,水平であらい床面上にある質量 の荷物を水平から の方向に綱で引いた.綱の張力の大きさ が を超すと同時に荷物は滑り出した.荷物と床面との間の静止摩擦係数を ,動摩擦係数を ,重力加速度の大きさを とする.