概念問題 解答

微積分学 微分

問題6の解答

図1のグラフの関数を表すために図に目盛りを入れてみた.この場合,グラフを表す関数は,

y =c 0t<a y =d at<b y =c bt  ・・・・・・(1)

ただし, d > c d<0

となる.(1)をt で積分すると

y=ct+ C 1 0t<a y=dt+ C 2 at<b y=ct+ C 3 bt  ・・・・・・(2)

ただし, C 1 C 2 C 3 は積分定数

となる.図1の情報だけだと,積分定数の値を定めることはできない.(2)より,各区間の関数は1次関数,すなわち,直線になっている.選択肢はいずれも各区間が直線になっているが,各区間の直線の傾きが異なる.よって,(2)の結果より,各区間の直線の傾きが(2)を満たすものを選べばよい.

以上より,答えは1となる.

式を使わずに説明すると

図1より,各区間で微分したものが一定の値になっていることより,各区間の関数は1次関数であることが分かる.そして,その傾きが,正→負→正,に変化しているもとの選ぶとよい.

以上より,答えは1となる.