概念問題 解答

高校数学 数学I

問題11の解答

四分位数(しぶんいすう)は,データを値の小さい順に並び替え4当分した時の区切りの値のことである.4等分しているので区切りは3つあり,区切りの名称は小さい方から第1四分位数,第2四分位数(中央値),第3四分位数という.

●第2四分位数(中央値)の定義

  1. データ数が奇数の場合

    中央に位置するデータの値.下の図のようにデータが13個の場合,小さい方から7番目のデータの値になる.

  2. データ数が奇数の場合

    中央に位置する2つのデータの平均値.下の図のようにデータが12個の場合,小さい方から6番目と7番目のデータの平均値になる.

●第1四分位数

中央値より小さいデータの集まりの中央値.四分位数のタイプの図の赤枠のデータ中央値

注意:データ数が奇数の場合は,中央値ち一致するデータがあるので,中央値より小さいデータの集まりの中には中央値のデータは含まれない

●第3四分位数

中央値より大きいデータの集まりの中央値.四分位数のタイプの図の青枠のデータ中央値

注意:データ数が奇数の場合は,中央値ち一致するデータがあるので,中央値より大きいデータの集まりの中には中央値のデータは含まれない

●四分位数のタイプ

問題は,データ数が8で4で割り切れる.よって,タイプ3に相当する.したがって,正解は2である.