複素数の積
複素数の積は
絶対値は積に,
偏角は和
|
z
1
⋅
z
2
|
=
|
z
1
|
⋅
|
z
2
|
arg
(
z
1
+
z
2
)
=
arg
z
1
+
arg
z
2
になる。 これを図で示すと下の図のようになる。この特徴を図形問題に応用する場合が多い。
1.図形の回転
複素平面上に描いた図形の各点を示す複素数に,絶対値が1で偏角が θ の複素数 z=cosθ+ⅈsinθ を掛けると,図形を θ 回転させることができる。
2.図形の拡大/縮小
複素平面上に描いた図形の各点を示す複素数に,絶対値が r 偏角がの複素数 z=rを掛けると,図形を r 倍にすることができる。
3.図形の回転+拡大/縮小
複素平面上に描いた図形の各点を示す複素数に,絶対値が r 偏角が θ の複素数 z=r( cosθ+ⅈ sinθ ) を掛けると,図形を θ 回転させ,かつ r 倍にすることができる。
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ふ]
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