共役な複素数

複素数 (は実数)に対して数 を数 の共役な複素数という。すなわち,共役な複素数は実数部は同じで虚数部は-1を掛けたもになる。

複素数 をで表すと,共役な複素数は と表される。

また,複素数の共役な複素数は となる。このことから を互いに共役な複素数という。

共役な複素数は次のような特徴をもつ。

 共役な複素数の和は実数
   

 共役な複素数の積は実数
   

実数の範囲で2次方程式 (は実数) の解を考えていた場合,判別式 の場合解なしとなって解を表現することができなかったが,複素数まで扱う数を拡大すると2つの共役な複素数が解となる。解は,


  
    

となる。


[]
[た行]
[索引トップ]
[友達にこのページを紹介する]

【表示調整】
数式サイズ
現在の水平表示画素数