行列を用いた回転
点Q ( X,Y ) は 点P ( x,y ) を β 回転させたものである。 点Pの座標の x , yを r と α で表わすと,
x=rcosα y=rsinα ・・・・・・ (1) 点Qの座標の X , Yを r と α, β で表わすと, X=rcos( α+β ) Y=rsin( α+β ) 加法定理を用いると,
X=r( cosαcosβ−sinαsinβ ) Y=r( sinαcosβ+cosαsinβ )
となる。(1) を代入すると, X=xcosβ−ysinβ Y=xsinβ+ycosβ となる。この関係を行列を用いて表わすと, ( X Y )=( cosβ −sinβ sinβ cosβ )( x y ) となる。 行列 ( cosβ −sinβ sinβ cosβ ) を回転行列という。
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