剰余定理

剰余定理


整式 F ( x ) x α で割ったときの余りを r とすると

  F ( α ) = r

となる。余りは除数よりも次数が低くなるので, r x を含まない。

言い換えると,整式 F ( x ) x a で割ったときの余り F ( a ) と等しくなる。

■解説

整式 F ( x ) x α で割ったときの商を Q ( x ) ,余りを r とすると

F ( x ) = ( x α ) Q ( x ) + r

と表すことができる。この整式 F ( x ) x  に α を代入すると,

  F ( α ) = ( α α ) Q ( α ) + r = r

となり,剰余定理が導かれる。


[]
[さ行]
[索引トップ]