1.(5) の解説2

1.(5) の解説2

まず, y=2 x 2 4x2 平方完成し,さらに式を yb d =f( xa c ) の形(ここを参照のこと)に変形し,拡大及び平行移動量を計算する。

以下に計算式を示す。

  y =2 x 2 4x2 =2( x 2 2x )2 =2( x 2 2x+11 )2 =2 ( x1 ) 2 4  

さらに,

  y( 4 )=2 ( x1 ) 2 y( 4 ) 2 = ( x1 ) 2 y( 4 ) 2 = ( x1 1 ) 2  

と変形する。この最後の式と,

  yb d =f( xa c )  

を比較することにより,2次関数 y=2 x 2 4x2 のグラフは, y= x 2 のグラフを原点を中心に x軸方向に1倍(変化なし), y軸方向に2倍拡大した後, x軸方向に1, y軸方向に−4平行移動したものであることがわかる。

また,変形方法を変えて,

  y( 4 )=2 ( x1 ) 2 y( 4 )= ( x1 ) 1 2 2 y( 4 ) 1 = ( x1 1 2 ) 2  

と変形すると, 2次関数 y=2 x 2 4x2 のグラフは, y= x 2 のグラフを原点を中心に x軸方向に 1 2 倍, y軸方向に1倍(変化なし)拡大した後, x軸方向に1, y軸方向に−4平行移動したものであることがわかる。

このように,式の変形の仕方によりグラフの変形方法が異なる。しかし,結果として得られるグラフの形状は同じになる。


解答1
ヒント1
解説2
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