数式エディターの使い方

このツールでできること

パレットのボタンを押すだけで分数・積分・行列などの数式の入力ができます。

画面の構成

② 数式入力欄 数式を見たまま編集するエリア。下にツールバー(仮想キーボード/元に戻す/クリア/サンプル式)があります。初期状態ではサンプルの二次方程式の解の公式が表示されています。クリアボタンを押して数式の入力を始めてください。
③ 出力欄 TeX / MathML のコードが自動生成されます。コピー・保存ボタンとレンダリングプレビュー付き。

入力欄の数式を編集すると、③ の出力コードとプレビューが自動的に更新されます。

基本的な使い方(4 ステップ)

  1. 数式を入力する
    記号パレットのボタンを押すか、入力欄に直接タイプして数式を入力します。
  2. 出力形式を選ぶ
    出力パネル上部の TeX / MathML ボタンで形式を切り替えます。必要に応じて区切り記号などのオプションを設定します。
  3. プレビューで確認する
    出力欄の下の「レンダリング結果」で、実際の表示を確認します。
  4. コピーまたは保存する
    「クリップボードにコピー」で貼り付け用にコピー、「ファイルとして保存」で equation.tex / equation.mml としてダウンロードします。

数式の入力方法

1. 記号パレットから入力する

左側のパレットには、カテゴリごとに数式パーツが並んでいます。ボタンを押すと、カーソル位置に挿入されます。

カテゴリ主な内容
基本分数、上付き・下付き、平方根、括弧、±、×、÷、≦、≒、∞ など
関数sin・cos・tan などの三角関数、log・ln、exp、max・min、f(x)、導関数 f′(x) など
微積分極限 lim、総和 Σ、総乗 Π、積分 ∫(定積分・重積分・周回積分)、微分 d/dx、偏微分 ∂、∇ など
ギリシャα、β、γ … ω の小文字と Γ、Δ … Ω の大文字、ℏ、ℓ、ℵ
集合・論理∈、⊂、∪、∩、∅、∀、∃、⇒、⇔、∴、∵、ℕ・ℤ・ℚ・ℝ・ℂ、内包表記 { x | P } など
行列・装飾2×2・3×3 行列、行列式、縦ベクトル、場合分け(cases)、二項係数、ベクトル矢印、上線・ハット・ドット、太字・筆記体 など

2. プレースホルダ(青い枠)と Tab 移動

分数や積分などを挿入すると、値を入れる場所が青い枠(プレースホルダ)で表示されます。

未入力のプレースホルダ(□)が残っていると出力欄の上に警告が表示されます。そのまま出力すると空欄のコードになるので、すべて埋めてから出力してください。

3. キーボードから直接入力する

入力欄では、次のキー操作で数式を直接タイプできます。

キー動作入力例
/分数を作る1/2 と打つと ½ の形の分数になる
^上付き(べき乗)x^2 → x²
_下付き(添字)a_n → aₙ
\LaTeX コマンド入力\sqrt と打って Enter → 平方根
( { など括弧の自動対応開き括弧を打つと閉じ括弧が自動で補われる
LaTeX コマンドを知っていれば、\ に続けて pialphaintsum なども入力できます。パレットと直接入力は自由に併用できます。

4. ツールバーの機能

ボタン機能
仮想キーボード画面上に数式用キーボードを表示/非表示します。タブレットやマウス操作だけで入力したいときに便利です。
元に戻す/やり直す直前の編集を取り消し・再実行します(Ctrl+Z / Ctrl+Y でも可)。
クリア入力欄をすべて消去します。
サンプル式を選ぶ…二次方程式の解の公式・オイラーの等式・ガウス積分など 10 種類の例を読み込めます。まずサンプルを開いて、コードがどう出力されるか見てみるのがおすすめです。

5. 行列の行・列を増やす

「行列・装飾」カテゴリの末尾にある 行+ 列+ 行− 列− ボタンで、カーソルがある行列の行・列を追加・削除できます。2×2 行列を挿入してから、必要なサイズに広げてください。

出力形式と設定

TeX(LaTeX)出力

「区切り記号」で、コードを囲むデリミタを選べます。貼り付け先に合わせて選択してください。

区切り記号出力例主な用途
$ … $(インライン)$a^2+b^2=c^2$文章中に埋め込む数式(LaTeX 文書・Markdown など)
なしa^2+b^2=c^2コードだけが必要なとき
$$ … $$(ディスプレイ)$$ … $$(別行立て)独立した行に大きく表示する数式
\( … \)(インライン)\(a^2+b^2=c^2\)MathJax・KaTeX を使う Web ページなど
\[ … \](ディスプレイ)\[ … \](別行立て)同上(別行立て)

MathML 出力

Web ページに直接埋め込める XML 形式です。次のオプションがあります。

出力例(三平方の定理・整形あり):

<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <msup>
    <mi>a</mi>
    <mn>2</mn>
  </msup>
  <mo>+</mo>
  ...
</math>

出力欄のボタン

ボタン機能
クリップボードにコピー出力欄のコードをコピーします。そのままレポートや文書に貼り付けられます。
編集内容をエディターに反映出力欄の TeX コードを手で書き換えたあと、このボタンで入力欄に読み込み直せます(区切り記号は自動で取り除かれます)。TeX 形式のときのみ使用できます。MathML からの読み込みには対応していません。
ファイルとして保存TeX なら equation.tex、MathML なら equation.mml としてダウンロードします。
出力欄は直接編集できます。コードを少し手直しして「編集内容をエディターに反映」を押すと、修正結果を見たまま確認できます。TeX の練習にも活用できます。

よくある質問・注意事項

Q. 画面を開いても数式が表示されない

このエディターは数式ライブラリ MathLive を CDN(cdn.jsdelivr.net)から読み込んで動作します。外部接続が制限されたネットワークでは動作しません。

Q. 「未入力のプレースホルダが残っています」と表示される

数式の中に空欄(□)が残っています。Tab キーで空欄に移動して値を入力するか、不要な部分を削除してください。空欄のまま出力すると、その部分が抜けたコードになります。

Q. 入力を間違えた

「元に戻す」ボタンまたは Ctrl+Z で取り消せます。最初からやり直す場合は「クリア」を押してください。