クーロンの法則 (Coulomb's law)

2つの電荷 q 1 , q 2 があり,それぞれ位置 r 1 , r 2 に静止しているとする. このとき,これらの電荷の間に働く力(クーロン力)は電荷の積 q 1 q 2 に比例し,その距離の2乗に反比例する.これを クーロンの法則 (Coulomb's law) と呼ぶ.力のベクトルは2つの電荷を結ぶ直線上にあり,電荷が同符号 ( q 1 q 2 >0 ) の場合は斥力,異符号 ( q 1 q 2 <0 ) の場合は引力となる.

電荷 q 1 が電荷 q 2 に及ぼす力を F 12 とすると, クーロンの法則

F 12 = F 21 =k q 1 q 2 r 12 2 r ^ 12 ・・・・・・(1)

と表すことができる(図は電荷が同符号の場合).ここで, r 12 =| r 1 r 2 | は電荷間の距離, r ^ 12 = r 2 r 1 r 12 は電荷 q 1 から電荷 q 2 に向かう方向を持つ単位ベクトルである.また,(1)式の k は比例定数であり,真空中では真空の誘電率 ε 0 を用いて k= 1 4π ε 0 で与えられる.


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2025年2月20日