⇒
······
が得られ,上式を解くと
······
······
が得られる.したがって,特殊解は
······
となり,式の一般解として
······
が得られる(
については,式の形を用いた).
解法2:定数変化法 ページトップ
式は定数係数の2階非同次線形微分方程式であり,その一般解は,同次方程式の一般解
と非同次方程式の特殊解
の和
として表される.同次方程式の基底が求まっている場合,定数変化法を用いて特殊解
を求めることができる.
まず,式の同次方程式の一般解
は,上述の未定係数法で説明したように式
で表され,基底は
,
である.定数変化法では,この同次方程式の一般解の任意定数
,
を未知関数
,
で置き換えたものを非同次方程式の特殊解
······
とし,これが式を満たすように未知関数は
······
······
で与えられる.ここで,
は式の非同次項で,
は基底
,
のロンスキ―行列式である.基底の時間微分は
であるので,ロンスキ―行列式は
······
となる(
なので,
と
が独立であることがわかる).
式は,部分積分により,それぞれ
······
······
となるので,式に上式を代入すると
······
が得られる.式は,勿論,未定係数法で求めた特殊解と同じである.よって,式の一般解として,式が得られる.ただ,見て分かるように定数変化法よりも未定係数法で求めた方が計算は簡単である.
● 初期値問題 ページトップ
初期条件
,
を満たす特殊解を求める(
).
一般解を
とした場合
ここで,
,
である.
,
は任意定数であり,初期条件を満たすように決める.初期条件より,
⇒
⇒
となる.
一般解を
とした場合
初期条件より
⇒
⇒
なので,任意定数
,
は
······
······
を満たすように決定する.この場合,
については正負の,
については
(
:整数)の任意性が残っているが,
と制限すると,
······
であり,
については,次の2式
······
······
を同時に満たすように
の範囲内で考えれば,一意的に決まる.
例として,
,
,
について,初期条件が
,
の場合のグラフを以下に示す.赤線は単振動の項
,緑線は強制変動の項
,青点線がそれらの和
を表す.十分時間が経てば,
のために強制変動の成分が無視でき,単振動の成分のみが残る.
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最終更新日:2026年2月3日