定数状態の場合,エネルギーは時間的に変化しないで一定値をとる.ここで,エネルギーの一定値としての定数関数を とおく.定常状態の場合,シュレディンガー方程式の解は変数分離 で表すことができる.具体的に1次元( 軸上)のポテンシャル中を運動する質量 の量子に対するシュレディンガー方程式
にこの解を代入すると,
これが定数関数 に等しいとすると,変数分離により,以下2つの式に分離できる.
上式は,エネルギー演算子の固有値が一定値 になり,エネルギーが時間的に変化しない定常状態であることが確認できる.
変数 , の式に分離したので,偏微分を微分で表し, に関して以下の式を得る.
学生スタッフ作成
2025年8月5日