抵抗率

電気抵抗の値は，導体の材質，長さ，断面積，温度などによって異なる．導体の材質の違いによる電気の流れにくさを表す量を 抵抗率 (electrical resistivity) といい， ${\displaystyle \rho 〔\text{Ω}·\text{m}〕}$ で表される．電気抵抗 ${\displaystyle R〔\text{Ω}〕}$ ，導体の長さ ${\displaystyle l〔\text{m}〕}$ ，断面積 ${\displaystyle S〔{\text{m}}^2〕}$ の間には，

${\displaystyle R=\rho \frac{l}{S}}$

という関係が成立し，この比例定数が抵抗率である．

この式より，同じ材質で断面積を2倍にすれば抵抗値が ${\displaystyle \frac{1}{2}}$ になり，長さを2倍にすれば抵抗値が2倍になることが分かる．

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最終更新日： 2025年10月9日