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2つの異なる物体を擦り合わせると,一方の物体から他方の物体へ電子の一部が移動し,電子を失った物体は正に,電子を得た物体は負に帯電する.この帯電の前後で,電気が新たに生み出されたり消失したりすることはなく,2つの物体の電気量の総和は変化しない.これを電気量保存の法則(または電荷保存の法則)(law of conservation of electric charge) という.
例えば,最初はともに電気的に中性であるプラスチック(ポリエチレン)の板と羊毛(ウール)を擦り合わせると,電子を失いやすい傾向をもつウールから電子を得やすい傾向をもつポリエチレンへと電子の一部が移動し,ウールは正に,ポリエチレンは負に帯電する.このときポリエチレンとウールの電気量の総和は変わらない.
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2024年10月18日