比熱と熱容量
ある物質
1g
あたりの温度を
1K
だけ上昇させる熱量を比熱
c〔J/(g・K)〕
という.同じ質量をもった,異なる物質を同時に熱したとき,一般に温度変化の具合に差が出てくる.これは,比熱は物質によってそれぞれ固有の値を持つので温度変化に必要な熱量が違うからである.
ある物体全体を
1K
だけ上昇させる熱量を熱容量
C〔J/K〕
という.熱容量が小さい物体ほど温まりやすいといえる.また,同一の物質で構成されている質量
m
〔g〕
の物体の熱容量は比熱
c〔J/(g・K)〕
を用いて以下のようにして求められる.
C=mc
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学生スタッフ作成
2018年3月6日