音と波 (sound and wave)

物体をたたいたり,引っかいたりすると音が聞こえる.物体をたたいたり,ひっかいたりすることで,物体の表面が振動し,物体の周囲の空気が圧縮と膨張をり返す.圧縮されて密度の大きい部分(密部)が,膨張して密度が小さい部分(疎部)ができ,この密度変化が次々と周囲の空気の密度変化を引き起こして,縦波として伝わる.つまり,音は空気などの媒質を縦波として伝わる波動であり,音波 (sound wave)ともいう.太鼓をたたいたときの太鼓の膜や弾いたギターの,音が出ているスピーカーなどに触れてみると,振動していることが分かる.このうに,振動して音を発するものを音源(発音体)という.リコーダーなどの管楽器は,管内の空気(気柱)を振動させて音を出している.

音波は気体だけでなく,液体や固体を媒質として伝わることもあるが,媒質が存在しない真空中では,音波は伝わらない.人間の聴くことのできる音波の周波(可聴周波数)は 20 20000Hz の範囲にあり,可聴周波数より高い周波数のものは超音波,低い周波数のものは超低周波音波とよぶ.



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学生スタッフ作成

2018年11月12日