この実験では,成形真空デシケーター(アズワン,RVD-250)を真空容器として用い,空気の移動を防ぐために縛ったゴム手袋をその中に入れてゆっくり排気する.
まず,ゴム手袋を容器内にセットする.圧力を下げていくと,ゴム手袋が膨張する.これは周囲の圧力が下がったことによって,ゴム手袋内部の圧力が相対的に高くなったためである.
膨張が落ち着いたところで排気を止めて,今度は真空容器内に大気をゆっくりと導入すると,外部が大気圧に戻ることでゴム手袋内部の気体の圧力が相対的に低くなり,ゴム手袋が収縮する.
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