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振動数が少しだけ異なる2つのおんさを鳴らすと,音の強弱が周期的に変化する音が聞こえる.このような現象をうなりという.うなりは2つの音波の重なりによって生じる.
うなりの周期(うなりが1回だけ聞こえる時間)を
とすると,1秒間に生じるうなりの回数は
と表される.また,2つのおんさの振動数を
,
とすると,周期
の間に2つのおんさが振動する回数はそれぞれ
回,
回となる.
の間にうなりが1回聞こえるということは,
と
の差が1であるということなので,次の関係が成り立つ.
上式を
で割ることにより,1秒間あたりのうなりの回数は
から求められることが分かる.うなりは
と
の差が小さいほど顕著に表れ,差が大きいほど識別しにくくなる.
学生スタッフ作成
最終更新日:2025年10月9日