中間値の定理
関数 が閉区間 で連続,かつ ならば, との中間の値
に対して
()
を満たすような が存在する.
■証明
●の場合
関数の
での連続性の定義は,「任意の正の実数
に対して,適当な正の数があって,のすべてのについて
となる」と表わされる.ここで,
,,,
として定義を適用すると
,ある区間
の任意の
注1)
において,常に
注2)
となる
が存在し,その集合を
とする.
(ただし,
)より,には上限がある.その上限の値を
とすると,
となる.
注1)
,
より,
,
,
よって,
注2)
の場合:
,
,よって,
の場合:
,
より,
とすると,十分小さい
に対して,
となってしまい,
が上限であることに矛盾する.また,
とすると,十分小さい
に対して,
となってしまい,
が上限であることに矛盾する.したがって,となるが集合の上限の値で,
より
,となる.以上より,
は
の1つである.
の場合も同様である.
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最終更新日:
2024年5月28日