命題「 」が真であるとき
をであるための十分条件
をであるための必要条件
という.
命題「 」,「 」が共に真であるとき,が意味することと,が意味することは同じになり,とは同値であるという.
また,をであるための必要条件という.とは同値であるので,はであるための必要条件でもある.
例えば,「ある数が で割り切れる」ための必要十分条件は「ある数が の倍数である」ことである.
がであるための必要十分条件であることを示すには,「 」と「 」が共に真であることを証明すればよい.
命題「 」が真であるとき,その逆の命題「 」が真であるとは限らない.
例えば,「の倍数ならば偶数である」という命題は正しく真であるが,その逆の命題である「偶数ならばの倍数である」は偶数であるはの倍数ではなく,正しくないので偽である.
最終更新日 2023年10月5日