関数の極限値の性質の証明(定数倍の極限)

lim x→a f( x ) が存在し, c が定数のとき,次式が成り立つ.

lim x→a cf( x )=c lim x→a f( x )

■証明

lim x→a f( x ) が存在することより

lim x→a f x =α

とする.言い換えると以下のようになる.

任意の正数 ε に対して,適当な正の数 δ があって

0< x−a <δ のすべてのx について f x −α <ε となる

上記前提の下で

cf x −cα = c f x −α < c ε  ・・・・・・(1)

となる.

c ε= ε ′ とおくと,(1)は

cf x −cα < ε ′

となる.c は定数, ε は任意の正数より, ε ′ も任意の正数とみなすことができる.

整理すると

任意の正数 ε ′ に対して,適当な正の数 δ があって

0< x−a <δ のすべてのx について cf x −cα < ε ′ となる

すなわち

lim x→a cf x =cα=c lim x→a f x

が成り立つ.

 

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最終更新日 2026年5月21日