概念問題 解答

微積分学 微分方程式

問題8の解答

t=0 のとき y=1 より,3と4は除かれる.1と2のグラフは y>0 である.

dy dt =y  ・・・・・・(1)

より, y>0 のとき, y の増加とともにグラフの接線の傾きが増加するものを選べばよい.

以上より,答えは1となる.

実際に(1)の微分方程式を解いてみる.(1)は変数分離形の微分方程式である.(1)より

1 y dy=dt

1 y dy = dt

log y =t+C

C は任意定数)

y = e t+C

y = e C e t

y=± e C e t

初期条件( t=0 のとき y=1 )より

1=± e C e 0

± e C =1

よって,初期条件を満たす(1)の解は

y= e t  ・・・・・・(2)

となる.

(2)の関数のグラフを選択するよよい.