理想気体の状態方程式
標準状態(
0 ℃
(
273 K
),1気圧(
1.013×
10
5
Pa
)
)下では,
1 mol
の気体の体積は種類によらず
22.4 L
(
2.24×
10
−2
m
3
)であることが知られている.
つまり,標準状態で
n 〔mol〕
の気体の体積は
2.24×
10
−2
×n 〔
m
3
〕
である.これをボイル・シャルルの法則に当てはめると以下の式となる.
pV
T
=
1.013×
10
5
Pa×2.24×
10
−2
×n 〔
m
3
〕
273 K
≃8.31n 〔J/K〕
さらに,次のように変形する.
pV
Tn
≃8.31 J/(
mol⋅K
)
この
8.31 J/(
mol⋅K
)
を気体定数
(
≡
R
)
という.ここで,気体定数を用いて上記の式を変形すると次の式が導ける.
pV
Tn
=R
pV=nRT
この方程式のことを理想気体の状態方程式という.
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学生スタッフ作成
2018年3月27日