波の干渉
★
波の干渉:波の
重ね合わせ
の具体的現象
2つの波の山と山(谷と谷)が重なればその変位(振幅)は単独の時より大きくなって強め合い,山と谷が重なれば小さくなって弱め合う.この現象を
波の干渉
(interference)
という.(干渉は波動であることの強力な証拠である)
(
a
)
干渉して強め合うとき
(
b
)
干渉して弱め合うとき
★
波の干渉条件
媒質内の2点(波源
S
1
,
S
2
)から,同じ波長
λ
,同じ
位相
の波が送られてくるとき2つの波がぶつかる
P
点での合成波は,
m
=
0
,
1
,
2
,
3
,
⋯
として
(
a
)
|
r
1
−
r
2
|
=
m
λ
・・・干渉して強め合う
(
b
)
|
r
1
−
r
2
|
=
m
λ
+
λ
2
=
λ
2
(
2
m
+
1
)
・・・干渉して弱め合う
ここで,
|
r
1
−
r
2
|
は2つの波が進む距離の差(
経路差
)である.
m
λ
のずれは,ずれ(位相差)がないのと同じで,山と谷は経路差
λ
/
2
(位相差
π
)だけずれて互いに打ち消しあう.(
証明はこちら
)
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学生スタッフ作成
2021年6月11日