, は微分演算子とする.
関数 に対して で表される手続きをほどこして得られる関数を とすると
・・・・・・(1)
と表わせる.
さらに,関数に対して で表される手続きをほどこして得られる関数を とすると
・・・・・・(2)
と表わされる.
(2)の に(1)の を置き換えると
・・・・・・(3)
となる.(3)を形式的に
・・・・・・(4)
と書きかえる.(4)は関数 にで表される手続きをほどこすと関数が得られることを表し,は微分演算子といえる.(3),(4)より
・・・・・・(5)
を微分演算子の積と定義する.
(4)を
のように表してもよい.
・・・・・・(6)
・・・・・・(7)
とする.
(1)に(6)を代入し微分演算子の定義にしたがって以下のように書きかえる.
・・・・・・(8)
(2)に(6)を代入し,さらに,(8)を代入して,微分演算子の定義にしたがって以下のように書きかえる.
・・・・・・(9)
(4)に(6),(7)を代入する.
・・・・・・(10)
(9),(10)より
・・・・・・(11)
となる.すなわち,微分演算子は,以下のように多項式と同様に積の計算が成り立っている.
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最終更新日: 2023年6月27日