複素数zが実数であるための必要十分条件

複素数 z が実数であるための必要十分条件

z ¯ = z

■証明

●「複素数 z が実数である    z ¯ = z 」の証明

複素数 z が実数ならば

z = a a は実数

と表せる.よって,共役な複素数の定義より

z ¯ = a

となり

z ¯ = z

が成り立つ.

●「 z ¯ = z    複素数 z が実数である」の証明

z = a + b i a b は実数, とすると

z ¯ = a b i

である.

z ¯ = z ならば

a b i = a + b i

が成り立つ必要がある.よって

a b i = a + b i

2 b i = 0

より

b = 0

となる.

したがって, z = a ,すなわち, z は実数である

以上より

複素数 z が実数であるための必要十分条件

z ¯ = z

である.

z が実数    z ¯ = z 」が成り立つ.

 

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最終更新日: 2025年11月30日