2つの独立な正規分布に従う確率変数 $X$, $Y$ から標本を取り出し,それぞれのヒストグラムと 和 $X+Y$ のヒストグラムを作成する教材である.
確率変数 $X$ は平均 $\mu_X$,分散 $\sigma_X^2$ の正規分布 $N(\mu_X, \sigma_X^2)$ に従う. 確率変数 $Y$ は平均 $\mu_Y$,分散 $\sigma_Y^2$ の正規分布 $N(\mu_Y, \sigma_Y^2)$ に従う. 「実行」ボタンを押すたびに $X$, $Y$ を指定した個数だけ独立に取り出し, $X$,$Y$,および $X+Y$ のヒストグラム(相対度数)に反映する. ボタンを繰り返し押すことで,ヒストグラムが理論的な正規分布の密度曲線(緑)に近づいていく様子を観察できる.
正規分布の確率密度関数
ヒストグラムの縦軸は各区間(ビン)の相対度数である.区間の幅を $w$ とすると, 相対度数はおよそ $f(x)\,w$ に一致するため,緑の曲線は密度関数に区間幅 $w$ を掛けたものを描いている.
和の分布 — $X$ と $Y$ が独立な正規分布に従うとき,和 $X+Y$ もまた正規分布に従い, 平均は $\mu_X+\mu_Y$,分散は $\sigma_X^2+\sigma_Y^2$ となる(標準偏差は分散の平方根であり,単純な和にはならない点に注意する).
大数の法則 — 「実行」ボタンを繰り返し押して取り出す標本の数を増やすほど, 3つのヒストグラムはそれぞれの理論的な正規分布(緑の曲線)に近づいていく. 1回の実行で取り出す個数を大きくすると,少ない操作回数で素早く分布の形を確認できる.