正規分布シミュレーション(X, Y, X+Y)

2つの独立な正規分布に従う確率変数 $X$, $Y$ から標本を取り出し,それぞれのヒストグラムと 和 $X+Y$ のヒストグラムを作成する教材である.

確率変数 $X$ は平均 $\mu_X$,分散 $\sigma_X^2$ の正規分布 $N(\mu_X, \sigma_X^2)$ に従う. 確率変数 $Y$ は平均 $\mu_Y$,分散 $\sigma_Y^2$ の正規分布 $N(\mu_Y, \sigma_Y^2)$ に従う. 「実行」ボタンを押すたびに $X$, $Y$ を指定した個数だけ独立に取り出し, $X$,$Y$,および $X+Y$ のヒストグラム(相対度数)に反映する. ボタンを繰り返し押すことで,ヒストグラムが理論的な正規分布の密度曲線(緑)に近づいていく様子を観察できる.

※ $\mu_X, \sigma_X^2, \mu_Y, \sigma_Y^2$ を変更するとヒストグラムはリセットされる.
直近に取り出した値 : X = - Y = - X + Y = - 累計取り出し回数 : 0

X のヒストグラム

相対度数 $N(\mu_X, \sigma_X^2)$
標本平均
—
理論平均 $\mu_X$
2.000
標本分散
—
理論分散 $\sigma_X^2$
9.000

Y のヒストグラム

相対度数 $N(\mu_Y, \sigma_Y^2)$
標本平均
—
理論平均 $\mu_Y$
3.000
標本分散
—
理論分散 $\sigma_Y^2$
14.000

X + Y のヒストグラム

相対度数 $N(\mu_X+\mu_Y,\ \sigma_X^2+\sigma_Y^2)$
標本平均
—
理論平均
5.000
標本分散
—
理論分散
23.000

学習のポイント

正規分布の確率密度関数

$$f(x) = \frac{1}{\sqrt{2\pi\sigma^2}} \exp\!\left(-\frac{(x-\mu)^2}{2\sigma^2}\right)$$

ヒストグラムの縦軸は各区間(ビン)の相対度数である.区間の幅を $w$ とすると, 相対度数はおよそ $f(x)\,w$ に一致するため,緑の曲線は密度関数に区間幅 $w$ を掛けたものを描いている.

和の分布 — $X$ と $Y$ が独立な正規分布に従うとき,和 $X+Y$ もまた正規分布に従い, 平均は $\mu_X+\mu_Y$,分散は $\sigma_X^2+\sigma_Y^2$ となる(標準偏差は分散の平方根であり,単純な和にはならない点に注意する).

大数の法則 — 「実行」ボタンを繰り返し押して取り出す標本の数を増やすほど, 3つのヒストグラムはそれぞれの理論的な正規分布(緑の曲線)に近づいていく. 1回の実行で取り出す個数を大きくすると,少ない操作回数で素早く分布の形を確認できる.