合成関数

合成関数

2つの関数 f ( x )  と g ( x )  がある.そして, f ( x )  の値域 g ( x )  の定義域に含まれているとする.

変数 x は関数 f ( x )  によって y に対応すると

y = f ( x )   ・・・・・・(1)

と表される.

今度は, y を変数と考える.この変数 y は関数 g ( y )  によって z に対応すると(変数が x から y にかえているので g ( y ) と表していることに注意すること)

z = g ( y )   ・・・・・・(2)

と表される.

(2)の変数 y のかわりに(1)より f ( x )  を用いると

z = g ( f ( x ) )  

と表される.すなわち,変数 x は関数 f につづいて関数 g を機能させることにより z に対応する.よって g ( f ( x ) ) を1つの関数とみなせる.この関数を合成関数といい,

( g f ) ( x )  

と表す.

この合成関数の概念を図で表すと下図のようになる.

b = f ( a ) c = g ( b ) } c = g ( f ( a ) ) ,あるいは, ( g f ) ( a )  

 

合成写像を参照のこと

 

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最終更新日 2025年4月26日