関数 のグラフを 原点に関して対称移動たグラフを表す関数は
・・・・・・(1)
すなわち
・・・・・・(2)
となる.
ポイント:原点に関して対称移動した関数は元の関数の を に, を書き換えたものになる.
のグラフを原点に関して対称移動したグラフを表す関数を求める.
上の点を原点に関して対称移動したものを点とし,点,の座標をそれぞれ , とする.点の 座標の値は点の 座標の値にを掛けたものとなり,点の 座標の値は点の 座標の値にを掛けたものとなる.すなわち
・・・・・・(3)
備考:これは,グラフの拡大において,原点を中心として 軸方向に倍, 軸方向に倍した場合と同じである.
の関係がある.これは点を点の座標の値を用いて表しているが,逆に点の座標を,点の座標の値 , を使って表すと
・・・・・・(4)
となる.点は 上の点であるので
・・・・・・(5)
の関係がある.この(5)の とに(4)の関係を代入すると
・・・・・・(1)
すなわち
・・・・・・(2)
が得られる.(2)は との関係を表している.すなわち,この(2)が のグラフを原点に関して対称移動したグラフを表す関数である.
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最終更新日:2024年5月17日