2ベクトルが作る平行四辺形の符号付き面積

2つのベクトルが作る平行四辺形の符号付き面積

2つのベクトル a → , b → を2辺とする平行四辺形の符号付き面積は, 平行四辺形の面積に符号を付けたもので, a → を回転して b → に重ねるとき反時計回りになる場合は正,時計回りになる場合は負になる.ただし, a → , b → が平行な場合は,符号付き面積は 0 になる.

■具体事例

a → = ( a x ,   a y ) , b → = ( b x ,   b y ) のとき,平行四辺形の符号つき面積は

a x b y − a y b x

となる.

● a → を回転して b → に重ねるとき反時計回りになる場合

図1

a → , b → を2辺とする平行四辺形 OACB の面積 S を求める(図1の場合) .

点 B , 点 C の2点を通る直線と y 軸との交点を点 E とする.平行四辺形 OACB の面積 S と 平行四辺形 OADE の面積 S ′ は等しい.なぜなら,辺 OA が共通で,辺 OA と線分 EC が平行より辺 OA を底辺とすると高さが等しくなるからである. 平行四辺形 OADE の面積 S ′ は,辺 OE を底辺とすと,高さは線分 OF になり

S ′ = a x b y − a y b x a x × a x = a x b y − a y b x

となる. S = S ′ より

S= a x b y − a y b x >0 ・・・・・・(1)

となる

a x < 0 のとき, a x b y − a y b x a x < 0 となり,(1)は成り立つ.

◇点 E の座標

点 B を通り, a → に平行な直線の方程式は

y − b y = a y a x x − b x

y = a y a x x + a x b y − a y b x a x

となる.よって,点 E の座標は

0 , a x b y − a y b x a x

となる.

● a → を回転して b → に重ねるとき時計回りになる場合

図2

a → , b → を2辺とする平行四辺形 OACB の面積 S を求める(図2の場合) .

同様に考えると

S = − a x b y − a y b x >0 ・・・・・・(2)

となる.

a x < 0 のとき, a x b y − a y b x a x > 0 となり,(2)は成り立つ.

■まとめ

(1),(2)をまとめると平行四辺形の符号つき面積は

a x b y − a y b x

となる.

 

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最終更新日 2026年3月27日