多対一の対応になているので逆変換は存在しない
具体的に考える.
1次変換の表現行列を
a b c d
とする.
A→ A ′ の変換は
6 6 = a b c d 2 2 ・・・・・・(1)
C→ C ′ の変換は
4 4 = a b c d 2 o ・・・・・・(2)
と表される.
(1)より
6=2a+2b ・・・・・・(3)
6=2c+2d ・・・・・・(4)
(2)より
4=2a ・・・・・・(5)
4=2c ・・・・・・(6)
が得られる.(3),(4),(5),(6)より
a=2 , b=1 , c=2 , d=1
よって,1次変換の表現行列は
2 1 2 1
となる.
表現行列の行列式の値は
2 1 2 1 =2−2=0
と0となり,逆行列は存在しない.よって,逆変換は存在しない.