加法定理の証明

加法定理の証明
単位円上に点 P,Q がある。 OP x 軸のなす角を α OQ x 軸のなす角を β とする。(下図)

加法定理の図
三角形 OPQ を考え,余弦定理より,

PQ 2 = OP 2 + OQ 2 2OPOQcos( αβ )

= 1 2 + 1 2 211cos( αβ )

=22cos( αβ )  ・・・(1)

線分 PQ の長さを点 P ,点 Q の座標成分を用いて表すと,

PQ 2 = ( cosβcosα ) 2 + ( sinβsinα ) 2

= cos 2 β2+ cos 2 α+ sin 2 β2+ sin 2 α

=22( sinαsinβ+ cosαcosβ ) ・・・(2)

(1),(2)より,

22cos( αβ )= 22( cosαcosβ+sinαsinβ )

よって,

cos( αβ )= cosαcosβ+sinαsinβ ・・・(3)

(3)を用いて他の加法定理の公式を導くことができる。

cos( α+β )

sin( α+β )

sin( α-β )

tan( α+β )

tan( α-β )

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