導体 (conductor) ・不導体 (nonconductor)

物質の中には,電気をよく通すものと通しにくいものがある.金属などのように電気をよく通す物質を導体 (conductor) といい,ガラスやゴムなどのように電気を通しにくい物質を不導体 (nonconductor) あるいは 絶縁体 (insulator) という.


金属結晶中の自由電子

導体において,その構成原子の原子核のまわりの電子のうち,外側の電子は原子核からの束縛力が弱く,その原子から離れて自由に動き回ることができる.この電子を自由電子 (free electron) といい,導体では自由電子の移動によって電気が伝わる.一方,不導体においては,原子中のすべての電子が原子核に強く束縛されて自由に動き回ることができないため,電気はほとんど伝わらない.

1729年頃,スティーヴン・グレイ (Stephen Gray, 1666-1736) は電気的作用が物体を通して伝わることを発見し,物質を導体と不導体に分類した: ※ 導体でも接地されていなければ帯電する.また,導体と不導体の区別は連続的なものであり、温度・湿度・電場・圧力などによって電気伝導率が変化するため、絶対的な分類ではない.

また,電気の通りやすさが導体と不導体の中間である物質を半導体 (semiconductor) といい,代表的な物質としてケイ素(Si)やゲルマニウム(Ge)などがある.

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最終更新日:2026年10月27日