速度のページでは,直線上を運動する物体の速度の説明をした.このページでは,平面上の速度(Velocity on a plane)について説明する.
平面上を運動する物体の速度は,大きさと向きの両方をもつためベクトル量(Vector quantity)である.よって,速度ベクトル は, 方向, 方向のそれぞれの成分を用いて,
と表すことができ,速度の大きさ
が速さを表す.
平面上を運動する物体の,時刻 での位置を , ,時刻 での位置を , とする. , , とおくと, 平均の速度(Average velocity)は
で表される.
上の平均の速度の式において, を に限りなく近づける,つまり を限りなくゼロに近づけると, は時刻 における速度(瞬間の速度)(Velocity of the moment)は
となる.したがって,任意の時刻 における速度(瞬間の速度)は,
で与えられる.
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最終更新日: 2025年10月21日