直線上( 軸上)を運動する物体の,時刻 での位置を ,時刻 での位置を とすると,この間の位置の平均変化率を平均の速度といい,
,
で表される.つまり,変位 を時間 で割った量である.平均の速度 は右図の点Pと点Qを結ぶ直線の傾きを表す.
上の平均の速度の式において, を に限りなく近づける,つまり を限りなくゼロに近づけると, は時刻 における速度(瞬間の速度)
となる.つまり,位置 の時刻 における微分係数に対応し,時刻 における瞬間の速度 は右図の点Pにおける接線の傾きを表す.
したがって,任意の時刻 における速度は,位置 の導関数として
で与えられる.
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学生スタッフ作成
2025年9月18日