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温度

物体に触れると熱さや冷たさを感じることができる．この熱さや冷たさをスカラー量として表したものを温度(Temperature)という．

温度を表すにはセルシウス温度と絶対温度がよく用いられる．セルシウス温度（摂氏温度） ${\displaystyle 〔℃〕}$ とは，1気圧下での氷の融点を${\displaystyle 0℃}$ ，水の沸点を ${\displaystyle 100℃}$ とした温度である．温度が低くなると熱運動も弱まり，約 ${\displaystyle -273℃}$ になると熱運動は行われなくなる※．つまり，${\displaystyle -273℃}$ より低い温度は存在せず，この温度のことを絶対零度という．
また，絶対温度（ケルビン） ${\displaystyle 〔\text{K}〕}$とは絶対零度（ ${\displaystyle -273\mathrm{.}15℃}$ ）を${\displaystyle 0\text{K}}$ とした温度である．

よって，セルシウス温度 ${\displaystyle t〔℃〕}$ と絶対温度 ${\displaystyle T〔\text{K}〕}$ には以下のような関係が成り立つ．

${\displaystyle T=t+273}$

※実際は絶対零度に到達してもわずかに熱運動は行われており，粒子は振動している．これを零点振動という．

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学生スタッフ作成

2018年3月6日

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