方程式の解の存在に関する問題

方程式の解の存在に関する問題

■問題

解の存在定理を用いて,方程式 3 x =6x1 が , 0<x<1 の区間に実数解を持つことを示せ.

■ヒント

方程式の実数解の存在定理

関数 y=f x が閉区間 a,b において連続で,かつ, f a f b <0 ならば,開区間 a,b に方程式 f x =0 の実数解が少なくとも1つの存在する.

■答

f x = 3 x 6x+1 と置く.

指数関数 3 x と一次関数 6x1 の差から成る関数 f x は実数全体で連続である.よって

f x は, 0<x<1 の区間で連続である ・・・・・・(1)

また

f 0 = 3 0 60+1 =10+1 =2  ・・・・・・(2)

f 1 = 3 1 61+1 =36+1 =2  ・・・・・・(3)

(1),(2)より

f 0 f 1 =2 2 =4<0  ・・・・・・(4)

である.

(1)と(4),および,方程式の実数解の存在定理より

方程式 3 x =6x1 は , 0<x<1 の区間に少なくとも1つ実数解を持つ

ことになる.

 

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最終更新日: 2024年9月13日