三角関数の最大値・最小値に関する問題

三角関数の最大値・最小値に関する問題

■問題

次の関数の最大値と最小値を求めよ. ただし, 0 θ 1 3 π とする.

y = sin θ + 1 6 π

■解説動画

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■答

θ = 0 のとき,最小値  1 2

θ = 1 3 π のとき,最大値  1

■ヒント

θ + 1 6 π t と置き換えて計算を行う.

■解説

θ + 1 6 π = t ・・・・・・(1)

とおくと,与式は

y = sin t ・・・・・・(2)

となる.

(1)の関係と θ の範囲から, t の範囲を求める.

0 θ 1 3 π

1 6 π θ + 1 6 π 1 3 π + 1 6 π

1 6 π t 1 2 π ・・・・・・(3)

sin t 単位円上の点の y 成分に相当するので図より, y = sin t は(3)の範囲において

t = 1 6 π  のとき最小

t = 1 2 π  のとき最大

となる.(1)の関係と t の値から対応する θ の値を求めて上記を書き換えると

y = sin θ + 1 6 π 0 θ 1 3 π において

θ + 1 6 π = 1 6 π θ = 0 のとき最小

θ + 1 6 π = 1 2 π θ = 1 3 π のとき最大

以上より, y = sin θ + 1 6 π

最小値は, θ = 0 のとき  1 2

最大値は, θ = 1 3 π のとき  1

となる.

●グラフを用いた解法

y = sin θ + 1 6 π のグラフを以下に示す.

◇グラフの描き方は,このページを参考にする

グラフより, y = sin θ + 1 6 π

最小値は, θ = 0 のとき  1 2

最大値は, θ = 1 3 π のとき  1

となる.

 

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最終更新日: 2025年2月17日