基本的な対数関数のグラフ

■問題

次の式のグラフを描け.

y= log 2 ( 2x+1 )+1

■答

■ヒント

基本となるグラフを原点を中心に拡大と平行移動することによって描く.

y= log 2 ( 2x+1 )+1

のグラフの場合,基本となるグラフは

y= log 2 x

である.

■解き方

関数 y=f( x ) のグラフを原点を中心に

x 軸方向に c倍, y 軸方向に d 倍した後, x 軸方向に a y 軸方向に b 平行移動

したグラフを表す関数は

yb d =f( xa c )  ・・・・・・(1)

である.(グラフの拡大→平行移動参照)

y= log 2 ( 2x+1 )+1 を(1)のような形になるように式変形をする.

y= log 2 2x+1 +1

y1= log 2 2 x+ 1 2

y1 1 = log 2 x 1 2 1 2

y1 1 = log 2 x 1 2 1 2 では, log 2 x が(1)の f( x ) に相当する.

すなわち

f( x )= log 2 x

である.

f xa c に対応するのは log 2 x 1 2 1 2 であり,(1)より x 軸方向の倍率 c に相当するのは 1 2 であり, x 軸方向の平行移動量aに相当するのは 1 2 となる.また, yb d に対応するのは y1 1 であり,(1)より y 軸方向の倍率 d に相当するのは 1 であり, y 軸方向の平行移動量 b に相当するのは 1 となる.

以上より, y= log 2 ( 2x+1 )+1 のグラフは, y= log 2 x のグラフを

原点を中心に x 軸方向に 1 2 倍, y 軸方向に 1 倍した後, x 軸方向に 1 2 y 軸方向に 1 平行移動

したものであることがわかる.

したがって,グラフは下図のようになる.

■問題へ戻る

ホーム>>カテゴリー分類>>指数/対数>>対数に関する問題>>対数関数のグラフを描く問題

作成:学生スタッフ

最終更新日: 2023年11月29日