を を底とする対数関数という.
( である任意の に対して の値が定まるので, は の関数である ⇒対数の定義参照)
対数の定義より,
の関係が成り立つから,点が対数関数 のグラフ上にあれば, 座標と 座標を入れ替えた点 は指数関数 のグラフ上にある.点と点 は, 座標と 座標が入れ替わった関係であるので,直線y =x に関して対称である.右図参照.
したがって,
対数関数 のグラフと指数関数 のグラフは,直線y =x に関して対称の関係
(言い方を替えると逆関数の関係)である.
の場合 |
の値が増加すれば, の値も増加する 単調増加である(単調増加関数). すなわち,
(大小関係はかわらない) |
の場合 |
の値が増加すれば, の値は減少する 単調減少である(単調減少関数). すなわち,
(大小関係は逆になる) |
定義域:正の実数全体 , 値域:実数全体
グラフは点 を通り, 軸が漸近線である.
(
は単調増加あるいは単調減少するので, と は1対1の関係であることによる.
)
と は 軸に対して対称である.
◆具体的な対数関数のグラフを示す.
最終更新日: 2023年8月29日