対数関数

対数関数

a>0 a1  とするとき, x の関数

y= log a x      ( x>0 )

a を底とする対数関数という.

x>0 である任意の x  に対して log a x  の値が定まるので, log a x  は x の関数である 対数の定義参照)

対数関数と指数関数の関係図■対数関数  y= log a x  のグラフ

対数の定義より,

r= log a RR= a r  

の関係が成り立つから,点 ( R,r ) が対数関数 y= log a x  のグラフ上にあれば, x 座標と y 座標を入れ替えた点 ( r,R )  は指数関数 y= a x のグラフ上にある.点 ( R,r ) と点 ( r,R )  は, x 座標と y 座標が入れ替わった関係であるので,直線y =x  に関して対称である.右図参照.

したがって,

対数関数 y= log a x  のグラフと指数関数 y= a x のグラフは,直線y =x  に関して対称の関係

(言い方を替えると逆関数の関係)

である.

■対数関数の性質


定義域:正の実数全体 , 値域:実数全体

グラフは点 ( 1,0 )  を通り, y 軸が漸近線である.

x 1 = x 2 log a x 1 = log a x 2
y= log a x  は単調増加あるいは単調減少するので, x と y は1対1の関係であることによる. )

y= log a x  と y= log 1 a x  は x  軸に対して対称である.

◆具体的な対数関数のグラフを示す.

 

 

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最終更新日: 2023年8月29日