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・・・・・・(1)
(,
)
を完全微分方程式という.
が完全微分方程式であるための必要十分条件は
・・・・・・(2)
である.⇒証明
完全微分方程式
の一般解は
(
:任意定数) ・・・・・・(3)
である.ただし,
である.
一般解
を
と
を用いて表すことにする.
より
(
は
の関数)・・・・・・(4)
となる.
より,(4)を用いて書き換えると
(5)を
について解くと
(6)を(1)に代入する.
よって,一般解は
となる.(7)は不定積分を使って表現しているが、今度は定積分を使って一般解を表すと
・・・・・・(8)
(8)に完全微分方程式であるための必要十分条件の(2)を代入すると
・・・・・・(9)
初期条件「
,
」を満たす特殊解は,一般解を求めてから初期条件を代入して定数
を定めることで求められる.完全微分方程式の場合は,一般解の式(9)を活用すること求めることもできる.
一般解の式(9)に,
,
を代入した式
・・・・・・(10)
に,初期条件を代入すると
∵積分範囲が0
となり任意定数
が定まる.したがって,特殊解は
・・・・・・(11)
となる.
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学生スタッフ作成
最終更新日:
2024年10月7日