直角三角形の各辺の名称

三角関数は直角三角形を使って定義されている．この直角三角形の各辺に呼び名がある．

直角の角と対向（向き合う）する辺 $3$\displaystyle{ \text{AB} }$ を斜辺という．

図のように直角でない三角形の内角の一方の角度の大きさを $3$\displaystyle{{\theta}}$ （すなわち $3$\displaystyle{\angle \text{A}}$ を $3$\displaystyle{{\theta}}$ としている）とすると

　・角度 $3$\displaystyle{{\theta}}$ の角と対向する辺 $3$\displaystyle{\text{BC}}$ を対辺（たいへん）

　・角度 $3$\displaystyle{{\theta}}$ の隣にある辺で斜辺でない辺 $3$\displaystyle{\text{AC}}$ を隣辺（りんぺん）

という．

三角関数の定義をこの辺の名称を使って表すと，

となる．斜辺の長さが1のとき， $3$\displaystyle{\sin {\theta}}$ の値は，

となり，対辺の長さが $3$\displaystyle{\sin {\theta}}$ の値になる．

よって

”人気者の $3$\displaystyle{\sin {\theta}}$ はサインが大変（対辺）だ”

と覚えよう！！

最終更新日： 2025年4月25日

$3$\displaystyle{\sin {\theta}=}$	対辺の長さ
$3$\displaystyle{\sin {\theta}=}$	斜辺の長さ	，

$3$\displaystyle{\cos {\theta}=}$	隣辺の長さ
$3$\displaystyle{\cos {\theta}=}$	斜辺の長さ	，

$3$\displaystyle{\tan {\theta}=}$	対辺の長さ
	隣辺の長さ

＝対辺の長さ